人物画はモデルとのダイアローグです。
写真のように写すのではなく、
目の前のモデルと対話を繰り返しながら、
自分で感じたそのモデルの特徴を
表現することを大切にしたいと思っています。
21世紀を肌で感じながら、
− Slice of Life −
今を生きているひとの日常生活を描いていきたい。
人物、またはモノの中のアブストラクト(抽象的)な大きな形を見つけて、
切り離すことのできない色と形の関係を探りながら、
できるだけ“Simplify”して描くことに専念しています。
感情を塗りこめるのではなく、
冷静にモチーフに向き合い言葉を選んで
語り過ぎない絵を描きたいと思います。
飯坂 郁子